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『ALWAYS 三丁目の夕日』を観て [映画]

金曜日の徹夜カラオケの前に、
『ALWAYS 三丁目の夕日』
をレイトショーで観ました。

 


☆★ここからはネタバレあり★☆

あらすじ
昭和33年、東京下町の夕日町三丁目。
建設中の東京タワーが臨めるこの町に
青森から六子(堀北真希)という少女がやってきた。
集団就職で東京にやってきた六子の就職先は、
三丁目にある「鈴木オート」。
大きな自動車会社を想像していた彼女は
建物を見てがっかり。
そこは従業員が一人もいない、
小さな町工場だったのだ。

鈴木オートの向かいの駄菓子屋を営んでいるのが、
売れない小説家・茶川竜之介(吉岡秀隆)。
ひょんなことから
彼は古行淳之介(須賀健太)という少年を預かることになる。
始めはよそよそしかった淳之介だが
愛読書『少年冒険団』の作者が竜之介であることが分かるや否や、
竜之介を尊敬の眼差しを向けるように。
そして竜之介も
なついてくる淳之介をいつしか可愛がるようになる。

 

六子が鈴木オートでの生活に慣れ始め、
クラスで孤立していた淳之介が
鈴木オート社長(堤真一)の一人息子・一平(小清水一揮)達と友達になった夏。
鈴木家に待ちに待ったテレビと冷蔵庫がやってきた。
三種の神器が揃い、
「もはや戦後ではない」鈴木家。

一方、
一平が「アクマ」と呼んで恐れる町医者・宅間(三浦友和)は
未だに戦後を引きずっていた。
彼は空襲で
愛する妻と幼い娘を亡くしていたのだった……。

 

いつの間にか竜之介と淳之介、
そして竜之介が想いを寄せるヒロコ(小雪)の3人は
本当の親子のように仲睦まじくなっていた。
そんなある日、淳之介は
竜之介とヒロコが自分の母親の話をしているのを聞いてしまう。
一平と共に
母親が住んでいるらしい高円寺に向かう淳之介。
しかしそこに母の姿はなかった。

夜遅くに帰ってきた淳之介を叱り、
抱きしめる竜之介。
その姿はまるで本当の父親のようだった。
それを見ていたヒロコは、
竜之介に
「私たちが淳之介の両親になってあげよう」
と提案する。

 

クリスマスイブの夜。
淳之介、一平、六子の枕元には
それぞれのサンタクロースからプレゼントが置かれていた。
六子へのプレゼントは
青森行きの列車のチケット。
しかし六子は
社長夫婦の好意を素直に喜べない理由があった……。

ヒロコにも竜之介からプレゼントが贈られる。
それは指輪の箱。
「今はお金がないから箱しか買えなかったけど、
  いつか絶対指輪を贈るよ」
という竜之介の言葉を泣いて喜ぶヒロコ。
しかしその日を境に、
ヒロコは竜之介の前から姿を消す。
そして竜之介と淳之介との間にも、
別れの時が訪れようとしていた。

 

感想
観る前は、
過剰にノスタルジックで
「昔は良かった」的な退屈な映画かと思っていたのですが、
とても素敵な映画でビックリしました。
予想していたものと大きく外れていた訳じゃないけれど、
決して過剰でも退屈でもなかったです。

 

子役がとても良かったです。

淳之介は親に捨てられて、
他の子供たちよりも少しだけ早く
「大人の都合」とか
「人生って思い通りにはいかないこと」とかを察し始めていて、
でも子供らしさもちゃんと持ち合わせているコ。
可哀想な役を
あまり悲壮感なくさらっとやってのける彼は上手だな、
と思いました。
つーかこのコはいつもこんな役をやっている気がする。。。

対する一平は年相応のやんちゃ坊主で、
すっごく可愛らしい。
怖いお父さんと優しいお母さん、
お姉ちゃんみたいな六子に囲まれて、
「継ぎはぎの服なんて着たくない」
とぶうぶう文句を言ってみたり、
サンタさんはほんとにいるんだと信じきっていたり。
真っ赤なまんまるほっぺの男の子が演じていて、
当時の子供がタイムスリップしてきたのかっていうくらい自然でした。
あれは演技なのか、はたまた地なのか?

町医者役の三浦友和、
一平の母親役の薬師丸ひろ子なんかも
味があって素敵だったな~。

 

ハートウォーミングでちょっとコミカルで、
とってもいい気分で清々しく泣ける映画でした。
キャストも映像も脚本も良かったです。


nice!(6)  コメント(12)  トラックバック(1) 
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コメント 12

CMなどでも良く見かけるし・・・
ブログでもみかけるので、とっても気になってます。
う~~~時間があれば、ぜひ、見に行きます!!
by (2005-11-14 20:25) 

西岸良平さんの漫画が好きで、昭和30年代が大好きな私には、
観にいかないわけにはいかない映画です。
今週観に行ってきます♪
楽しみ♪
by (2005-11-14 21:45) 

may

>fumilinさん
お時間があれば是非~!
どこまでがCGかさっぱり分からない、
見事な映像技術です。

>えりさん
えりさんも観に行かれるんですね♪
感想など是非お聞かせ下さい!
原作の漫画も読んでみたいな~。
by may (2005-11-15 00:09) 

knacke

ブログで知りました。
とーても話題になっているようですね。
秋の映画館で、ちょっと懐かしい香りの映画。
とーてもよく似合います。
by knacke (2005-11-15 00:15) 

花水木まみ

ポスターやCMで東京タワーが建設途中の映像や
冷蔵庫に驚くシーンとか、すっごく気になっているんですよ♪
早く見に行かなくちゃ(笑)
by 花水木まみ (2005-11-15 06:39) 

may

>きむたこさん
とーても面白かったですよ♪(笑)
これだったら
家族で見てもいいかも。

>花水木さん
映画が進むにつれて、
どんどん東京タワーができていくんです。
低い建物ばかりのところに
東京タワーだけがにょきっと建っていて、
それを見ると
「当時は驚異的な建造物だったんだろうなぁ」
と思ったりして。
by may (2005-11-15 11:56) 

jewel

CM で、ずいぶんノスタルジックで
綺麗な、古き良き時代の映画みたいだな
って思っていましたが、本当にそうなんですね。
夕陽って・・・そのものがドラマですよね。
by jewel (2005-11-15 12:28) 

may

>jewelさん
映画の最後におっきな夕日がバーンと映るんですが、
それがすごくキレイなんですよ~。
オススメの映画です!
by may (2005-11-15 16:25) 

xiangzhi

遅ればせながら、観てきたよ〜♪
仕事に疲れた私には、とってもいい映画だったわ(^_^)
要所要所に大人の世界のほろ苦さをまじえつつ、
人と人がちゃんと向き合ってる時代のあったかさがあって……。
mayちゃんのアドバイス通りメガネでは行かなかったけど(笑)、
ほろりとさせられました。
あの小学生の頃のわくわくどきどき感が久々に蘇ってきて、
楽しかった〜おすすめありがとう!
by xiangzhi (2005-11-23 20:39) 

may

>xiangzhiちゃん
いい映画だったでしょ~?
心がほんわかあったまるよね。
アクマ先生のエピソードが特に好きですよ、私は。

xiangzhiちゃん、
最近忙しそうだもんね。。。
土曜日まであと2日!
ファイトっ!
by may (2005-11-23 22:23) 

柴壱

遅ればせながら、今日ようやく見てきました。
そろそろ、公開終了らしくて・・・・やっぱり、見てきてよかったぁ、です。
笑えて、笑えて、ウルウルできる、いい映画でした。
一応、自分で見るまで、mayさんのこの記事、読まないようにしてました。エヘ!
by 柴壱 (2005-12-16 20:18) 

may

>柴壱さん
おお、柴壱さんもご覧になったんですね!
何でもこの作品、
公開期間を延長したとか。
評判いいですもんねー。
心があったまる、
ほんとにいい映画ですよね♪
by may (2005-12-19 00:32) 

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